授業参観と懇談会
今日は、新学年になってから、初の授業参観&懇談会。
二人の教室を行ったり来たりしなくてはならないので、
結構、慌ただしい。
息子は、社会。娘は理科。
まあ、算数よりいいや(算数はキライなので見たくない)と、
思ったけれども、息子の社会は、発表だったし、
娘の理科は実験だったし、
それはそれで、なんか、わさわさしていて、落ち着かなかった。
で、懇談会。
どちらの担任の先生も、初めて受け持ってもらう先生だったので、
どっちも出ておきたかった。
息子の友だちのママさんに、
「でる?」
と聞かれて、わたしはニヤリと笑い、
「おねーちゃんのに先に出るから、自己紹介が終わった頃に戻ってくるわー」
と、答えて、「あ、ずるーい」という彼女にヒラヒラと手を振って、
六年生の教室へ向かったのだった。
自己紹介。学級懇談会には、つきもの。
必ず「お子さんのイイトコを教えてください」と言われる。
人前であんまり喋りたくないから、出来ればパスしたい。
娘の担任は、部活の顧問でもある。
声の大きな女の先生。
テンポよく話して、案の定、自己紹介へと進んだ。
参加者は10人くらい。
その自己紹介の合間も、そのヒトだけでなく、クラス全体の話を
含んだコメントを入れてくれるので、なかなか中座出来ないカンジ。
わたしは、
「習い事をやめてまで、ソフト部に打ち込みたいと言うくらいに、
部活に一生懸命取り組んでます」
と言った。
先生は、うんうんと頷いて、
「ほんとにねえ、去年からすごくガンバっていて・・・・、
正直、ソフトには向いてないと思ったんですけどねー」
と、言った^^;
ははは、そーか、そーなんだ^^;
「でもホントに頑張ってますね」
そんなこんなで、時間がどんどん過ぎていき、
ようやくヒトの出入りがあったので、それを機に、息子の教室へと向かった。
もう終わってるかも知れないゾ、と、思いながら。
果たして。
まだ終わってなかった。
これまた10人くらいのお母さんたちが座っていて、
わたしは、恐る恐る、あいている席に腰をおろした。
息子の担任は、若い女の先生。
丁度、となりのお母さんに、担任の先生がなにかコメントしていた。
(えっ、まだ自己紹介してたのっ?)
と、思った次の瞬間。
「じゃ、次、Kくんのおかあさん、Kくんのいいところを教えてください」
・・・・・・・きたよ。
わたしは、しどろもどろに、息子のコトを喋った。
「学校では普通にやってるみたいですけど、家では何にもしなくって、
ほんとに甘えん坊で・・・・」
ちっとも褒めてないし!
「えーと・・・それで・・・体格が・・・」
うわ、なに言ってんだわたし、そんなコト言うつもりじゃなかったじゃん!
「体格がちょっと、その、ぽっちゃりしてるので、とにかくカラダを動かして、
三年生の間に少しスリムになって欲しいと思います」
ばかばかばかばか・・・・・・ごめん、Kちゃん(:;)。
先生は、
「はい、ありがとうございました。では・・・・」
次のヒト、と言うのかなあーと思いきや。
「なにか全体を通して、質問やご要望がある方はいらっしゃいますか?」
・・・・・・・・・え?
静まり返る、教室。
・・・・・・えっ? 終わり? まじで?
「ないようですので、これで終わります。
本日はお忙しいなか、残って頂いて、ありがとうございました」
・・・・・わたし、なんにも聞いてないんですけど^^;
息子のグチをこぼしただけになっちゃってるんですけど???
夕方、スイミング教室で、冒頭に登場した息子の友達ママさんと逢った。
ママさんは、わたしを見て、
「自己紹介してたでしょ」
「ていうか、自己紹介だけしに行ったよーなものだったよ」
「うん、でも私は最初からずっといたんだけど、自己紹介しなかったんだ」
・・・・・・ぱちくり。
「なんか、先生がいっぱいいっぱいだったみたいで、きっとかなり緊張してたんだよねー。
私の隣から、反対周りで始まったんだけど、いろいろ出入りがあって、
先生もわかんなくなっちゃったんじゃない?
あとから、わざわざ電話かかってきて、謝ってたよ」
・・・・・・ははは。
『自己紹介終わった頃に戻ってくるわー』
『あ、ずるーい』
あのときの会話がわたしの頭の中で、虚しくリフレイン・・・・。
息子よ。
家庭訪問のときには、ちゃんといいところを言えるよーにしとくからね。