ヒトの目
天海さんが好きなので、歌声が聴いてみたくて、フジテレビのスペシャルドラマに
チャンネルを合わせてみた。
越路吹雪さんの生涯を描いたドラマ。
その中で、彼女が歌うコトに対して、
「誰がどう思ったっていいじゃない。自分がエンジョイしてるかどうかが大事」
と、言った台詞に、
わたしは大きく頷きながらも、それでもやっぱり、
誰がどう思ったっていい・・・とは、思い切れないんだよなぁーと、思う。
歌うコトだけじゃない・・・・わたしは、ヒトの目が気になります。
自分がエンジョイするっていうコトは、わたしの場合、ヒトに評価されるってコトかも知れない。
結果を出す・・・というコトかも知れない。
なにをするにしても。
そうやって考えると、なんだかすごく自分がツマラナイ人間のような気がしてくるけれど。
偏差値教育を受けてきた世代の、後遺症だったりするのかしらん?
「それで大丈夫」
って言われていないと、不安になるみたい。
人前で歌ったら、やっぱり「どうだった?」って聞きたくなるし。
別にカンドーなんて呼べなくていい・・・・と、思いつつも、
どう伝わったかは、とても気になる。
ゴハンを作ったら、
「どう? おいしい?」
と、聞いてしまう。
「普通」
と、答えが返ってくるだけなんだけど。
(あ、息子は「おいしい!」と言ってくれるけどね^^;)
仕事をしながらも、『役立たず』って思われていないかなあって、
実は、気にしていたりする。
結局、全部全部、ぜーーーーんぶ、
=わたしって必要なニンゲンですか?=
というクエスチョンに繋がってるのかも知れない。
そして、もちろん、「必要だよ」と言って欲しいに決まっている。
ヒトとおんなじじゃダメで・・・
ヒトと違いすぎていてもダメで・・・・
そんなわたしは、ダレカに「必要だよ」って言えているんだろうか?
たかが、ヒトの目。
されど、ヒトの目。