ばんじさいおーがうまさ!

いろいろあるけどさ、まあなんとかなるっしょ!! なんとかしよーぜ!!

孤独(ひとりぼっち)

また、悲しい事件が起きてしまいました。

幼い子どもたちが、命を奪われてしまいました。

遺族の気持ちを考えると、本当に言葉もありません。

そして、ニュースで見た、容疑者のあの目も、

ほんの一瞬だけれども、わたしの胸には突き刺さりました。

「孤独」というのは、肉体のコトではなく、精神のコトなんだなあと、

わたしは、考えずにいられません。

彼女に限らず、孤独な育児をしているヒトは、

たくさんたくさんいて、こうしている今も、追いつめられている。

孤独。

それは、「誰もそばにいない」というコトではなくて、

ココロのドアを開けられない・・・・というコトなんだと思うのです。

誰も、責めてなんかいないのに、無視したりなんかしていないのに、

自分が責められている気がするのです。

相手にされていない気がするのです。

誰からも認められていない気がするのです。

だから、ドアを開けるコトが出来ません。

誰の言葉も、ココロまで届きません。

たくさんのヒトに囲まれて、笑っていたとしても、

そのヒトが孤独じゃない・・・・とは、限らない。

そうして、それは、近くにいるヒトからは、

『甘え』だと言われてしまったりもする。

もっと強くなれ、と、叱られてしまったりもする。

ヒトは、一人では生きていけないのに、

群れに馴染めない・・・・というコトは、一人でいるよりも、残酷で。

自分とも戦わなくちゃいけなくて。

みんなと、違っているというコトで、自己主張するのに、そこに自分があるのに、

みんなと、違っているというコトで、自分を否定しなくちゃいけない、矛盾。

でも、それは、みーーーーーんな同じなのにね。

お互いの孤独が見えないのも、お互い様なのにね。

自分だけが、孤独な気がしちゃうんです。どうしても。

 「みんなに出来るコトが、どうしてあなたには出来ないの?」

鏡の中の自分を責めた、あの日。

歌うコトは、わたしの自己主張だったなあ・・・・。

わたしに出来るコトを、わたしに思い出させてくれる手段だったなあ・・・。

『これがあるから大丈夫』。

オマジナイみたいに、そう言えるナニカを、持っていたいと思うのです。

そして、我が子にも、そういうナニカを持っていて欲しいと思うのです。

どんなにどんなに、自分がツマンナク思えるときが来ても、

全否定しなくても済むように。

自分を見失わないように。

孤独の中でも。