卒業、そして。
無事に、むすめっちの卒業式が終わりました。
学校までの道のりを、むすめっちは友達と行きました。
むすめっちと行くつもりでいたわたしは、あとから一人ぽつんと、向かいました。
入学式のときは、どうだっけ? 一緒に行ったよなあ、たしか。
控え室で時間つぶしてから、体育館へ。
在校生代表で、五年生が着席してました。
わたしは、保護者席の前の方を確保したんだけど、結果的には、
その席からは、ちょうどむすめっちが他の子の陰になって、全然見えなかった^^;
卒業式の見所は、やはり入場と、卒業証書授与と、お別れの言葉。
果たして、わたしとむすめっちは、泣いたでしょうか????
卒業証書授与のときは、写真を撮らなくちゃ、と、思っていて。
証書をもらったときに、一言、これからの抱負を言うんですが、そこが一番の晴れ姿だよなーと、
そう思ってカメラを構えていたのに。
「CFカードがいっぱいです」
・・・・・・。
だーーーーーーーっ!!
むすめっちは、
「中学へ行ったら、部活と勉強を両立させたいです」
と、大きな声で言って、席へ戻りました。
わたしは、他の子がもらっている間に、せっせとカメラの中からいらないデータを消してました^^;
お別れの言葉。6年生と5年生が、交互に、台詞を読み上げる、あれです。
一人にひとつ台詞があるワケではなく、大勢で、言います。
「修学旅行。京都の町を、友達と一緒に歩きました」
「夜遅くまで、はしゃいでいた、あの夜」
「みんなで見た金閣寺は、想像していたよりも、ずっとずっと・・・きれいでした!」
みたいな。
その台詞の情景を1つ1つ想像していたら、勝手に涙が出てきました。
でも、やっぱりむすめっちの顔は、少しも見えませんでした。
わたしの知らない曲を合唱してました。すごくすごくきれいな歌声でした。
卒業式って、誰のためにあるのかなあって、ふと思いました。
やっぱり・・・本人たちのためだよね。お母さんのためじゃなく。
わたしは、ビデオを持って行かなかったので、退場のとき、ずっとずっと拍手していました。
他に出来ることは、なんにもないから、拍手していました。
夕飯の支度をしているときに、むすめっちが、思い出したように言いました。
「みんなが、お母さんの拍手、大きかったねって言ってたよ」
・・・?
「お母さんたちの拍手ってこと?」
「ううん、このお母さん」
と、わたしを指しました。
「Nのお母さんの拍手、一番大きかったね、って言われたの」
そっか。
それが、なんかうれしかったです。
むすめっちは、帰り際、先生や友達と写真をいっぱい撮りました。
そして、担任でありソフト部の顧問だった先生に、
「あ、29日に紅白戦があるから」
って言われてました(笑)。
卒業したけど、まだ学校に行くようです。