たかが、で、されど。
1ヶ月後に、学芸会があります。
この行事、とても変則的にあるので、今回は2年振りなんですが、
その前は少なくとも4年なくて・・・・だから、
6年生の娘にとっても、3年生の息子にとっても、2回目の学芸会です。
4年生のときの学芸会で、娘はかなり長い台詞のある役を、
自らすすんでやりました。
今でこそ、何にでも積極的に取り組むキャラクターが定着したけど、
当時の娘は、割とおとなしいタイプの子どもだったので、
わたしも含めて、周囲もビックリしたのでした。
そう・・・・考えてみると、あの頃から娘は変わってきたような気がします。
そして。
今回の台本は、某有名劇団が現在上演しているミュージカルが元になっています。
もちろん、ダブルキャストどころか、トリプルキャスト×2回分なので、
たとえば、主要人物のピコならば、ピコA、ピコB、ピコCがあって、
それを午前の部と午後の部にまた分けるので、全部で6人で演じるワケです。
「主役はダレがやるのー?ってみんなが聞いたら、先生は、
主役なんていないの、みんな平等!って言ったよ」
と、娘は言ってました。
・・・まあ、それは押さえておかなきゃいけないとこよね^^;
先生も大変だ。
娘は、最初「なんでもいーや」って言っていたものの、
やっぱりピコをやりたいって言うようになりました。
中でも、ピコBには、もう一人の主要人物と掛け合いで歌う部分があるのでした。
ほんとに、ほんの1フレーズなんだけど。
それがやれるといいねえーって・・・・それは、わたしの希望でもあったりして。
親バカですけど、わたしは娘の歌声が自慢です。
最近は、もうカラオケでも歌ってくれなくなったけど、
のびやかな子どもらしい歌声。
歌って欲しいなあー・・・・って、常々、思っているので。
運動会のとき、「勝たなきゃ意味がない」って言った娘に、
わたしは、「みんなで楽しむ運動会でしょ」って言いました。
だけど、ゲンキンなもので、学芸会に対しては、やっぱり入れ込んでいるんだなあ。
「みんなで楽しむ学芸会でしょ、どんな役だっていいじゃない」
って、口にするコトは出来るけど、やっぱり、やりたい役をやらせてあげたいなあー。
だけど、今日、オーディションがあったとかで、
娘は、タメイキついて帰ってきました。
かなり競争率が激しかったらしいです。
そして・・・・カミカミだった(本人談)らしい。
だからきっと、その役はやれないわぁーって、言いました。
自分でも思っていた以上に、その役がやりたかったみたいって言ってました。
「他の役でもいいじゃん。歌がなくても、いいじゃん」
って、わたしが改めて言ったら、
「もうそんなコト言わないで。なんか、むなしくなるで」
と、台本を見ながら言いました。
そんなとき、なんかもうホントに、いろいろ難しくなってきたなあーって思います。
息子を慰めるのとは、格段に違うこの微妙な空気^^;
きっときっと、学校では「別になんでもいいんだけどー」なんて、
涼しい顔して言ってるに違いないんです。
たかが学校の学芸会。
されど、学校の学芸会。
あと1ヶ月、どーなることやら。
何はともあれ、楽しみです、はい。
ちなみに、息子は「海賊その3」の役になったそうで。
一人で言う1つの台詞を、何度も呟いています。