ばんじさいおーがうまさ!

いろいろあるけどさ、まあなんとかなるっしょ!! なんとかしよーぜ!!

防災訓練とすごい演奏

はい、予告致しました通り、怒濤の日曜日の報告であります。

本日、午前中は学区をあげての防災訓練。

そして、1時半から愛娘のピアノ発表会・・・・・でした。

写真は、唯一なにを撮ったか分かる今日の一枚。

防災訓練のポンプ^^;

もっとすごいショットを撮りたかったけど、訓練中はケイタイなんか出したらヒンシュクっぽかったし、

そうでないときは、被写体が遠すぎて・・・・わたしは記者にはなれないなと思いました。

防災訓練とすごい演奏

防災訓練は、まずデカイ公園に学区の各種団体(町内会・子供会・消防団)が集まって、

地震発生という設定のもと、子ども達が出校している学校のグランドへと大移動。

消防車とパトカーが、何台かグランドに停めてあって、

 (保育園の頃のこぐまちゃんだったら、狂喜乱舞しただろーなあー)

と思いながら、そこを横切りました。

いろいろ説明があったあと、避難生活を送る「体育館」へ、入居してもらいますと言われ、

また移動。

体育館。

今日集まってる役員や代表だけで、もう満員。

とてもじゃないけど、ここに学区中の世帯が避難生活しにくるなんて、無理。

その現実を見られただけでも、来た意味があったかなと思いましたね。

昨日『となり町戦争』を読んだ余韻が残っているからというのもあるけど、

しきりに「マニュアルに書いてありますが」とか「自治組織で」とか、

そんなコトバを連発されて、すごくすごく「お役所的」な空気を感じました。

この訓練が無意味だとは思わないけど、実際に大地震がきたら、

結局頼りになるのは、自分たちだけだと思わなきゃダメなんだろうな・・・・・と。

どんな役が回ってくるのかと、ヒヤヒヤしていた本訓練では、

わたしは、sinyuumamaさんたちと、担架係になりました。

毛布と物干し竿で、担架を作って、けが人を搬送するのでした。

半分冗談で言っていた、逃げ遅れたヒトをはしご車で助ける訓練も、本当にあって、

でも、その逃げ遅れて屋上から叫ぶ役をこなしたのは、小学校の若い男性教諭2名。

生徒たちも、大喜び(いや、喜んでちゃダメだろ)で、その救出劇を見守っていました。

消化訓練。救護訓練。バケツリレー。放水車とポンプでの一斉放水。

それらの訓練が終わったあと、子どもたちの引き取り訓練で解散だったワケですが、

その前に、来賓の挨拶。

そこで、市会議員の皆々様のご紹介があったりなんかして、市長からのメッセージ披露が

あったりなんかして、ますますわたしのココロは、ノド同様渇いていったのでありました。はい。

で。

 「おっそいなあー、もー」

と、文句タラタラな子どもたちを引き取って、慌ただしく帰宅。

着替えて、昼御飯を食べる時間もなく、ピアノ発表会へ。

娘の出番は、34人中、30番。

幼稚園くらいの子が、ヒラヒラのドレスを着て髪もアップにして、

両親もビデオカメラ片手に・・・・という人たちがいっぱい。

そこに、過去の自分を投影して、苦笑い。

ものの1分くらいの演奏のために、すごい労力とお金を費やしていたよなあ。

いや、後悔はしてないけどさ(笑)

今年の娘なんて、普段着に毛が生えたような服で、髪もそのまんま。

親もビデオもデジカメも持って来てない。

 「どうせ間違えるから、いらない」

 「だよね」

でも、緊張してるみたいだったから、いつもわたしがしているブレスレットを、

渡してみた。

 「邪魔にならなければ。お守りにどうぞ」

 「・・・・・ん。」

娘は、それを右手首にはめました。

前半は、小さな子や、はじめて間もない子たちの演奏で、正直、すごくかったるいです。

必死で、かわいいんだけどね。

だんだん上手になってくるけど、それでも、譜面通り弾くのがやっとで、

「聴かせる演奏」なんてする子は、いません。

もちろん、期待もしてないワケですが。

娘の前の男の子は、「小犬のワルツ」。これがなかなか、上手かった。

そして、娘っちは、「楽興の時」というシューベルトの曲。

こないたも言ったけど、一度もマトモに弾けたコトがなくて、昨日も散々ピアノに

八つ当たりしていたので、とにかく、止まらずに弾いてくれりゃーいいよ、と、思ってました。

が、彼女は本番に強いらしいです。

ほとんどミスタッチなく、ちょっとリズムがおかしくなったくらいで、無事演奏終了。

ホッとしました。

相変わらず、顔色1つ変えずに、おじぎして舞台袖に消えました。

で。

そんな頑張った娘には悪いんだけど、次に出てきた子の演奏を聴いて、

わたしは「今日、来てよかったわあ」と思いました。

娘とそんなに変わらないサイズの少年。(ちょっとイケメン)。

ショパンの「幻想即興曲」。

わたしが昔から憧れてて、これを弾けるようになって欲しくてピアノを習わせたという、曲。

もうね、最初に指を鍵盤におろした瞬間に、客席の空気が変わるんですよ。

それが、分かるの。

大抵の親は、自分の子の演奏にしか興味はないワケなんだけど、

このときばかりは、みんな舞台に釘付け。

弾き終わったときには、本気モードの拍手が会場に溢れて。

いるところには、いるんだねえ。

あとから、「キミは幾つ?」と聞いたら、「中2です」と。

娘の先生によれば、あちこちのコンクールにも出ている強者らしいです。

さもありなん。

いいもの聴けてよかったわ。

もうね、娘っちにそうなって欲しいなんて無謀な野望は持ってないですよ。

彼女は彼女の好きなモノを追及していけばいいんだから。

でも、やっぱり、わたしのために弾いてくれるヒトがいたらいいなーって思うのさ、「幻想即興曲」。

最後に。

会場から帰る前に、トイレに寄って・・・・・

鏡に映った自分の顔を見て、ゲンナリ

またやっちゃったよ・・・・日焼け。

ガックリと肩を落として、家路についたとさ。

ちゃんちゃん。