制御する。
なんだか、また色々とテレビがヨロコビそうなニュースがいっぱい。
朝からタメイキが出てしまいました。
30万円で、母親殺害を依頼、とか。
同級生の女生徒を絞殺、とか。
いろいろ。
30万円。
たしかに、大金だけど、それと引き替えにするのは、どーなの。
あれも、それも、・・・これも。
わたし、今日は、半日、職場で泣き叫ぶ1歳児を、抱っこし続けておりました。
いま慣らし保育中のお子さんで、今日が3日目だったかな。
これまでずっとママと密接に過ごしていたのに、引き離されて、
そりゃーもう、大事件でしょう。
ずっと泣いてます。
ただひたすら、泣き叫んでいます。
疲れて寝て、起きてまた泣いて。
そんな子を、抱っこしてユラユラして、
「だいじょーぶだよぉ、そんな泣かなくってもー」
とか言いながら、わたしは、頭の中で、いろいろ考えてました。
こんなふうにして、最初は、居心地のいい場所から出されてしまう恐怖と、
本能でしか闘えないんだな。
でも、だんだんと経験を積んで、他人と触れて、
ちょっとずつ、自分の中の恐怖とか不安とかと、理性で闘えるようになってくるんだな。
どうやって、自分を守るか。
どうやって、弱い自分を制御していくか。
そりゃ誰だって、幾つになったって、欲しいモノは欲しいし、
心地よい場所にだけいたいし、心地よい相手とだけ、付き合いたいさ。
でも、それは、社会生活の中じゃ、無理。
不愉快な相手とだって、付き合わなきゃいけないし、
居心地悪い場所にだって、居続けなきゃいけないし、
いっくら欲しくても、ガマンしなきゃいけないモノだって、ある。
ニンゲンだから、それが出来るんでしょ。
親として、大事なのは、そこかも知れない。
与えてやるだけじゃ、ダメで。
守ってやるだけじゃ、ダメで。
まあね。
わたし自身、ちゃんと自分を制御出来ていないときも、多いけどね。
いまだに、欲しいモノを指さして、駄々こねているんだけどね。
・・・夕方になっても、まだ耳が少しオカシイ気がする。
泣き声が、ずっと残っている気がして。
彼の闘いは、まだ始まったばかり。
そして、わたしも、相変わらず闘ってるんだと、気づく。
先は長いぜ、Baby!
でも、この小さな世界で、わたしは頑張るんだよ。
ブラウン管、蹴飛ばして。