ばんじさいおーがうまさ!

いろいろあるけどさ、まあなんとかなるっしょ!! なんとかしよーぜ!!

いつかある日

今日は、衣替えをしました。

物置の衣装ケースを出して、片づけていたら、娘がやってきて、

 「ねえねえねえ」

と、話しかけてきました。

 「なにさ」

 「Nが、大人になったら開けてくれる箱さあ、いつ開けられるの?」

・・・・。

物置には、2つ開かずの箱が作ってあって、それには、娘と息子それぞれに、

思い出の品々が入れてあります。

殆どガラクタですが、中には、昔わたしが投稿して載った育児雑誌の記事とか、

わたしが作っていた育児新聞とか、書いていた日記とか、

子どもたちが大人になったら価値があるかな・・・・と思うものが、

入れてあったりします。

いつかある日

 「んー・・・・ママが死んだらね」

と、わたしが答えると、娘は、眉をしかめて、

 「そんなん、何十年も先じゃん」

 「わからんがね、そんなこと」

 「死んだら困るし」

・・・・。

わたしは、服を出し入れする手を止めないままで、

 「じゃあねえ、Nが高校生になったら開けていいことにしよう。

そのときママが生きていたら、メデタイなって祝おう」

と、面倒くさそうに言いました。

娘は、

 「やったぁー」

とかなんとか言いながら、どこかへ行ってしまいました。

あとから、物置に衣装ケースを片づけに行ったら、

その開かずの箱に娘の書いたメモ(※写真参照)が貼ってありました。

 『Nがこうこう生になったらあける。

お母さん生きてたら「こりゃめでたいな」といわう』

Nが高校生になったら。

あと4年後なんだなあ。

その頃、わたしは何をしているんだろう。

昨日、たまたまちょっと健康面で不安になったりしたので、

おセンチになったりしたんだけど・・・、

やっぱりまだまだ「月」には行きたくないなあ。

娘の書いたメモが、妙にいとしくなった午後でした。