ばんじさいおーがうまさ!

いろいろあるけどさ、まあなんとかなるっしょ!! なんとかしよーぜ!!

母の日ライブ <その3> わたしの、てるてるぼうず編

Hahanohi

終わってみれば・・・・、

タマシイが抜けてしまったようなキモチのわたしがいました。

CDを買って下さる方が、たくさんいて、

前日に相方と作った例の袋が、足りませんでした。

アンケートを書いて下さった方もたくさんいて、

そのヒトコト、ヒトコトに、胸が熱くなりました。

コンサートは成功したんだよね。

おめでとう・・・・で、いいんだよね。

わたしは、ちゃんと歌えたんだよね。

すごく嬉しいのに、どこか自分のコトじゃないみたいな・・・・

そんな不思議なキモチのまま、打ち上げも終えて、帰宅しました。

義父母に、先に連れて帰ってもらった子どもたちが、

満面の笑みで、

 「おかえり!!」

と、言ってくれました。

 「今日は、いろいろ手伝ってくれて、ありがとうね」

と、わたしも言いました。

焼き肉を食べに行ったんだ、とか、カードを買ってもらったんだ、とか、

話を聞きながら、荷物を片づけました。

『好きなコトすればいいけど、俺を巻き込むな』というスタイルの夫は、

いつものように、何も言わずに、テレビを観ていて。

義父母にお礼の電話をしました。

留守番してもらった妹に、ありがとうと言いました。

ここに帰ってくると・・・・、歌っているわたしは「非日常」になります。

外で、どんなに褒めてもらっても、どんなに評価してもらっても、

ここでは、それは、なんの価値もないものになります。

それどころか、「やってもいいけど、ほどほどにね」と言われるものになります。

まあね。

家の中、ぐちゃぐちゃにしてちゃね・・・・・主婦失格だしね。

やろうと思ったらいくらでも、掃除しなきゃいけない場所はあるし、

そっちをやった方が・・・・家族にとっては、「えらいぞ!」なんですから。

ふと思いました。

わたしも、笑って欲しいんだ・・・・。

 「あなたは、わたしの自慢だよ」

って、ダレカに笑って欲しいんだ。

小さい頃は、ファザコン娘なわたしは、父に。

父に「自慢の娘だ」って思われたくて、思われたくて、思われたくて。

褒められたくて、褒められたくて、褒められたくて。

認められたくて・・・・認められたくて。

そうやって、大人になりました。

もう、その父はいないけど。

わたしは、夫や義父母にとって・・・自慢の嫁じゃ・・・・ないだろーなあ。

母にとって、自慢の娘じゃ・・・・・ないわなあ。

妹にとって・・・・自慢の姉でも、ないだろーし。

内心、どう思っているかはわかんないけど、とにかく、

歌っているわたしは、ここじゃ、褒められたりは、しないのでした。

(・・・・まあ、お互い様かも、知れないけれども^^;)

だからこそ・・・・歌いたくなるのかな。

真夜中。

仕事帰りのタイミングを逃して、

逢えなかった母に、メールを打ちました。

 「今日は、ありがとう」

自慢の娘に、なれなくてごめんね。

家のコト、チャキチャキやっちゃって、ピカピカに出来るような、

そんな娘になれなくって、ごめんね。

  てるてるぼうず てるてるぼうず

    ・・・・・笑顔にしておくれ