梅咲く旅路
久々に、車で遠出しました。
家族で・・・というか、夫の両親と、義兄夫婦と、うちとで。
彦根の方までいきました。
桜どころか、まだ梅も満開にはほど遠いカンジでした。
彦根城。
よく考えたら、まだ娘が小さい頃に、やっぱり義父母と一緒に来たという
記憶が甦ってきました。
10年くらい前でしょうかね。
面白いなーと思ったのは、
知らない間に、娘がいろんなコトを理解して、
いっぱしの口をきくようになっているのに、気づいたから。
夫の携帯を手にして、梅の写真を撮ってみたり、
天守閣に上りたいと、妙に頑固にこだわったり。
「ねえ、お城に入れるの?」
と、何度も聞くので、わたしがからかって、
「お姫さまになれば、入れるよ。
それか、腰元になればね」
と、言うと、
「・・・学校に行けないのはヤダし」
と言いました。
「あ、靴ひも結ぶで、待って」
と、しゃがんで、自分の靴ひもを結び直したり。
なーんにも出来なかったのに、ね。
靴ひもなんか、さらっと結べるようになったんだなあ。
天守閣の中の階段は、シャレにならないくらい急勾配で、
下りは、大渋滞になっちゃうくらい、みんな慎重。
そしたら、娘が、
「くつ、もってあげようか」
なんて、わたしに言うんです。
(土足厳禁だったから、ビニル袋に入れて持ってました)
手すりを持って降りるのには、確かに、靴は邪魔なんですが。
まあ・・・わたしは、よく家の階段を踏み外しておりますが^^;
そんな心配をされるとは。
そうだよねえ、10年経ったんだよねえ。
と、しみじみ。
あと10年経ったら・・・・・もう、そばにはいないかもね。
梅が咲いて、桜が咲いて。
そんなふうにして、あと10回も春を迎える頃には・・・・。
わたしは、どんなわたしになっているかなあ?