KO-TARO
本日は、2人のコータロウさんの話。
まず一人目、それはギタリスト「押尾コータロー」さん。
最近、ふと思い立ってDVDを購入。
これが、想像以上にスゴイ。
とても自分と同じニンゲンとは思えない。
きっと、わたしのギターを「はい」って渡しても、彼は、こんなふうに弾くんだろーなあ。
と、ワケのワカラナイことを想像して、タメイキをついてしまった。
なんか、全然違うのよ。
これが、おんなじ楽器なワケない!って思っちゃうもん。
でも、おんなじ楽器なんだなあ。
わたしも、ここに持ってるんだなあ・・・。
意味もなく、「がんばろ!」って思ってしまった。
良いコトです、はい。
そして二人目・・・作家の「伊坂幸太郎」さん。
去年からハマっている小説家で、いままで読んだラインナップは、
○オーデュポンの祈り(カカシがでてくるんだよー)
○重力ピエロ
○チルドレン
・・・・と、かなりのスピードで、ハンターモードになって読破したのでした。
どこが面白いのか?
と聞かれると、うまく説明出来ないんだけども、
ストーリーの構成やトリックがどーのこーのというよりは、
キャラクターの背負っているモノだとか、文章の中の匂いみたいな部分。
そこが好きなんだと思います。
で、昨日、ようやく読み終えたのが、『死神の精度』。
去年の秋に買ったのに、なかなか読めなくて、やっと昨夜遅くに読み終えました。
読書っていうのは、結構、リズムや勢いが大切で、
ポンとそこにのっかってしまえば、一日で読めてしまうものなのに、
気が散ってばかりいると、ほんの数ページがなかなか読めない。
昨夜、伊坂節は、わたしのココロに心地よく、するすると入り込んできました。
仕事をするときは必ず雨が降る死神。
彼は、晴れた空を見たコトがなかった。
そんなお話。(どんな説明だよ^^;)
CDショップで、試聴しているヒトを見ると、
(もしかして、死神さんかも?)
なんて思う、そう思う自分がここにいるのが、楽しいんだよ。きっと。
本も、音楽も、わたしにとっては、そういうもんです。
別に、分析したり、評論したり・・・・そんな対象じゃなくて、
なにか一つ、ココロの中にコトバや色を増やすような、そんなカンジ。
ヒトとの出逢いだって、そんなようなモノかも知れません。