38-28=10
というドラマがありまして。
設定が面白そうだったので、一回目を見たのです。
10年前に墜落したと思われていた旅客機が、10年後に突然現れて、
乗っていた乗客は当時のままの年齢だった・・・。
その旅客機に親友と恋人が乗っていた主人公(小林聡美)は、現在38歳。
つまり親友と恋人は、28歳のまま帰ってきた・・・・という話。
昨日が2回目だったんですが、
たまたまチャンネル権がなくて、最初からは見られなかったんですよね。
でも30分を過ぎたころ、部屋に誰もいなくなったので、チャンネルを合わせたのです。
そしたら・・・。
ちょうど、帰ってきた恋人と主人公が、やっとまともに顔を合わせる場面だったんだけど、
主人公が、「ちょっと待て!」と言うワケ。
すぐに顔を見ちゃいけないから、まず、後ろを向け、と。
「なんでだよ」
と言う恋人の背中に向かって、主人公は、アタフタと言うんです。
「80歳になった私を想像してみて」
・・・・。
馬鹿なコトを・・と言う恋人に、主人公は、だけど、がんとしてそれを言い続けるのです。
冗談まじりに、声を老婆っぽく作ってみせて、
私はおばーちゃんですよ、と、言うワケです。
そうやって想像してから見たら、「全然若いじゃん」って、なるでしょう、と。
「んなワケねーだろ、大丈夫だって!」
・・・・そのやりとりは、コメディタッチで(大体、小林聡美と山本太郎だし)、
別に泣ける場面じゃないんだけど・・・・、
何故かわたしは、うるうると泣いてしまったんですね。
主人公が、親友(ともさかりえ、です)に、1回目に、
「18から28までの10年と、28から38までの10年は、全然違うのよっ」
って言う場面があったんですけど、
妙に、実感こめて頷くわたしがいたもんなあ・・・・。
ちなみに、28歳のときだって、わたしは既に「おかーさん」でしたし、
主婦でしたし、今とそんなには違わない立場ではありましたが。
28歳の自分から、突然38歳の自分にワープした姿で、
恋人の前に立つ・・・・・・のは、絶対、やだよなあー。
勘違い、しないで下さいね。
別に、この10年を悲観して言ってるワケではないのですよ。
そりゃー、小じわは増えたし、白髪もシャレにならなくなったし、
鏡を見るたびに、ゲンナリするけど、
それと引き替えに、手に入れたナニカが、絶対あるんだもん。
あるはずだもん。
だけど、そんなもの、わかんないじゃない? 一瞬じゃ。
同窓会で、10年振りに、昔好きだったヒトに逢うようなモノでしょ?
いや、同窓会なら、「お互い様」だけど、相手が10年前のままだったら、それは、イヤですってば。
・・・・なんてね、力説しちゃうあたり、やっぱり、アレですね。
若さは、戻ってこないけど、
ココロまで老けないよーにしたいです。
それは、若作りするってコトじゃなくって、いい歳の取り方したいから。
(って、いつも言ってるけれども)
さあ、パックして寝るぞぉー。
(あれ?^^;)