もう、一昔前?
わたしの職場は、保育園。
でも、わたしは保育士じゃないから、あくまで保育補助。
0~2歳児のクラスで、正規の保育士さんのお手伝いをしています。
いっせーのーで、で、オムツを替えたりするときや、
みんなで外遊びをしているとき、どうしても手が足りないのです。
この仕事も、そろそろ・・・まる三年になります。
三年前に見ていた子たちは、もう年少組。早いなぁ。
ちなみに、うちの子どもたちは、ここの卒園生。
(っていうか、働きだした頃、まだ息子は年中組にいたんだけど^^;)
それどころか、わたしもここの卒園生だったりするんだけど。
まさか自分が、ここで保育士さんの真似事をして、
よその子どもさんの面倒をみるコトになろうとは夢にも思ってなかったけれども、
この経験は、わたしにとっては軽いカルチャーショックでありました。
わたしは、マニュアル小僧なので、自分の子どもは育児書や育児雑誌を
読みあさって育てました。
『公園デビュー』『おむつはずし』『断乳(いまは卒乳って言うんだって)』・・・
『夜泣き』『アトピー』『人見知り』『ヨダレがとまらない』
いまザッと思い出しても、悩み事は尽きない日々でした。
いつかそんなの笑い話になる。
誰もがそう言ったけれど、そして、実際そうだったけれど、
その真っ直中にいるときには、そんなの何の救いにもならない。
うん・・・育児が楽しいなんて、あの頃は思えなかったなぁー。
でも、いま。
20人近い子どもたちを毎日見ていて、思い知らされる・・・・。
ひとりひとり、こんなにも個性ってあるものなんだ、って。
成長の速度も、性格も、環境も、本当にみんな違うので。
そして、またお母さんたちも、十人十色。実に個性的。
いろーーーーんなお母さんがいるのです。
で、それでいいんです。
どこにも正解なんてありゃしなくて、どれも正解なんですもん。
やっと最近、そう思えるようになったんです。
それにしても。
うちの子どもたちも、こんなんだったよなぁーって思い出すと、
懐かしくて、なんか切なくなります。
もうあのときの、ふたりには逢えないよなぁーって。
あの頃、よく言われた台詞のひとつ。
「今が一番かわいいときだね」
・・・・・言われる度に、そうかなぁーって、思ってきた。
でも、きっと、わたしも今、おんなじコトを言うんだろう・・・・。
上の子が、これくらいだったのは、もう一昔前の話だもんね。
10年後。
やっぱりこんなふうにして、今のふたりを懐かしく思い出すんだろうか?
思い出すんだろうなあー。