セッション?
娘がピアノの練習をしていたので、たまには付き合おうと思って。
練習と言っても、5分くらいピアノ叩いて終わっちゃうんだけど・・・・、
わたしが横にいると、やっぱり嬉しいらしく、
「あれっ」「おりょ」
とか言いながら、やってました。
それから、娘がリコーダーで弾くために学校でもらってきたスコアを見ていて、
(うちの娘は、リコーダーが好きです。
リコーダーの練習なら、延々とやってます)
それにコードがついていたので、なんとなく、そこにあったウクレレで、
伴奏してみたりして。
一通り弾き終わって、わたしが手持ちぶさたで、
C→F→G→C
というコード進行を、ひたすらウクレレでかき鳴らしていたら、
娘がそれに合わせてピアノの鍵盤を、
ドドドド ファファファファ ソソソソ ドドドド
という感じで、叩き始めました。
おっ、これってセッションってヤツじゃん?
なんて思って、わたしも調子にのって、ウクレレを
鳴らし続けていたワケです。
わたしは運動音痴な母親なので、
一緒にテニスをしたり、スケートをしたり、キャッチボールしたり・・・
なんていう楽しみ方は出来ないけれども、
こういう時間なら、共有出来るよ、と、思う。
わたしの両親は、なにも楽器は弾けなかったし、
ハッキリ言って、どーしようもなく音痴だったけど、
(そんな母がいつしかカラオケにハマり、今ではカラオケ喫茶を経営しているという
のは、あの頃のわたしにはシンジラレナイ不思議だけども)
音楽がキライというワケではなかったはずで・・・・。
もしも楽器が弾けたら、こんなふうに、出来たのかなぁーなんて、
今更だけど、思ってみたり。
最近は、恥ずかしいお年頃になってしまって、
カラオケに連れて行っても、絶対マイクを握らなくなってしまった娘。
なんだか無性に、娘の歌声が聴きたくなって、
よし、近々二人だけでカラオケに行ってみようかな、なんて。
(息子も連れて行ってやれよ?)
調子っぱずれなウクレレと、たどたどしいピアノのセッション。
等身大の、母と娘。
そんな場面も、すごく刹那な「今」だから。
ちゃんと覚えておきたいなぁーと、思うのでした、まる。