ばんじさいおーがうまさ!

いろいろあるけどさ、まあなんとかなるっしょ!! なんとかしよーぜ!!

ふかふかのタオル

突然の雨に、ずぶぬれになって歩いて、

くたびれて、落ち込んで、家のドアをあけたときに・・・・

 「もー、なにやってんのー」

って、ふかふかのタオルを差し出してくれる。

そんな場所に帰りたいな、と、漠然と思っていました。

カエリタイ・・・というのは、

結構長いこと、わたしの中ではキーワードになっていて、

それはいま住んでいる「家」のコトではなくって、

もっと抽象的な・・・イメージ。

それは、建物のコトじゃないなら、

だれか待っていてくれるヒトの元・・・というコトなのか、

自分でもよく分かっていないのでした。

もちろん、普段は、そんなコト忘れているのだけど、

時々・・・・すごーーーーーくダメージを受けたときなんかに、

またそんな感覚に襲われるのです。いまでも。

カエリタイヨ・・・・

と、胸の奥の方で、叫んでいるナニカが、

わたしの中にいるんです。

ふかふかのタオルが欲しい。

そんな温もりが欲しい。

コトバなんかいらない。

多分、わたしは、この先もずっと、そう思いながら、

生きていくんじゃないかなあと・・・思っています。

それは、現実にはないモノなのかも知れなくて、

ドラマの見過ぎだよと、笑われる類の話かも知れなくて、

「逃げ」だったり、「甘え」だったりするのかも知れない。

いい歳して、何を言ってるんでしょう。

「お母さん」のくせに、何を言ってるんでしょう。

うん。

「お母さん」なんだから・・・・自分が、ふかふかのタオルに

ならなくっちゃいけないんだよなあ・・・。

なろうと思って、なれるものじゃないのかも知れないけど。

あなたには、ありますか?

ふかふかのタオル。