夏が終わる

気が付けば、もう『残暑』なんだなあー。

朝方とか、風がちょっと涼しかったりして・・・

ちゃんと季節は次へ向かっているのですね。

そう、それでも地球は回っている、のです。

時の流れというのは、容赦なくやってきて、

留まるコトを知らない。

今日は、一秒刻みで、過去になってゆく。

熱かったラーメンも冷めるし、

チョコミントアイスは、溶けてしまう。

観覧車は、ぐるりと回って・・・帰ってくる。

子どもたちは成長していくし、

親は老いていく。

わたしは・・・わたしも、新陳代謝を繰り返す。

わたしのまんまで、繰り返す。

この夏の、いろんな場面が、コマ送りみたいに脳裏に浮かぶ。

ケイタイのデータフォルダに溜まっていく写真みたいに。

改めてまじまじと見てみると、

ああ、こんなにも『夏』だったんだなあーと、

既に過去になったそれらは、眩しく切なく、そこにある。

ちゃんと、そこにある。

大丈夫。

ヒトの心も、季節みたいに変わっていく。

変わっていくけど、それを怖がるのは、もうやめよう。

怖がって、後ずさるのは、もうやめよう。

変わっていく・・・？

ううん、そうじゃない。

きっと、そうじゃない。

いつか、イルカはフリスビーを成功させる。

わたしは、それを確かめにいこう。

　「よかったね」

って、手をたたこう。

そんなふうに思ったら、

夏の終わりを、笑顔で見送れそうな気がするんだ。

Ｌｏｎｇｅｒ　Ｔｈａｎ　Ｆｏｒｅｖｅｒ．