もうすぐ、まんまる。
雲の切れ間から、月が出ていた。
もうすぐまんまるになるなあーと、思った。
ひと月って、早いなあ。
そう言えば。
月の色って、いろいろだけど・・・
わたしの主観では、「青い」月はみたコトがないなあ・・・
のぼりたての、赤い月や、オレンジの月は、ある。
白々とした高い月も、ある。
レモンみたいな月も。
銀色に見えるときも、ある。
でも。
月がとっても青いから・・・・って歌はあるけど、
わたしの目には、青く見えたときがない。
いつか、見るかなあ・・・・。
青い月。
と、こんな話も、どーでもいいヒトには、どーでもいいんだろなあ、と、思う。
家族にだって、言いたいと思わない。
言った途端、それはツマンナイコトに変わってしまうんだもの。
ドウデモイイコトに変わってしまうんだもの。
かと言って、興味津々で相づちを打って欲しいワケでもないし、
ウンチクが聞きたい訳でもない。
もしも青い月を見たら・・・、
「今日の月って、青くない?」
って、わたしは言おう。
そしたら、その月を見上げてくれるだけで、いい。
空に探してくれるだけで、いい。
月齢なんか、わたしも新聞みなくちゃわかんない。
観測日誌も、つけてない。
わかるのは・・・・「もうすぐ、まんまる」。
その、もうすぐまんまる・・・が、伝わればいい。
伝われば、いい。