ばんじさいおーがうまさ!

いろいろあるけどさ、まあなんとかなるっしょ!! なんとかしよーぜ!!

祖母がいる

今日は、愚痴。

いつものように、子どもたちと祖母と妹と、夕食を済ませました。

妹は自室へ引き揚げ、あとは夫が帰宅するまで、

祖母のいる和室で、過ごします。

子どもたちは、今日はポケモンを見始めました。

そんな頃、夫が帰宅。

わたしは、また台所へと移動したワケです。

夫が食事を始めた頃、まず息子が台所へ入ってきました。

台所のテレビは、夫がバレーポールを食い入るように見ています。

 「なんだぁー、ここもダメじゃん」

ふくれた顔で、息子が嘆きます。

 「は?」

 「だって、おばーちゃん、ニュース見たいでってテレビ変えちゃったもん」

 「・・・・じゃあ、上に行けば?」

 「やだ。ここにおるで、いい」

息子は、夫の横に座って、キムチをつまみはじめました。

しばらくすると、今度は和室から、娘の不機嫌な声。

覗きに行くと、

どうやら祖母が娘の髪型について、うるさく言ったらしい・・・。

 「伸ばしてるんだから、しょうがないのっ」

 「暑苦しいがや」

 「いいの、これがいいのっ」

・・・・。

 「もう上に行っていいよ」

わたしが言うと、娘は頷いて、読んでいた本を片づけはじめました。

(娘は、テレビを変えられたから、仕方なく本を読んでいたみたい)

わたしが、台所に戻った頃、また娘がヒステリックにナニカ言い始めました。

 「もう、なんなのっ」

もう一度和室を覗くと、娘は泣きそうな顔でわたしを見て、

 「だって・・・・おばーちゃんがニュースに変えたのにさあ・・・・」

・・・・。

 「『この番組見とるのか?』って聞くんだもん・・・・」

とにかく、祖母は自分の威厳を保ちたいし、子どもたちがいると、

世話をやきたくてしょうがない。

でもそうすればするほど、子どもたちの気持ちは、祖母を拒絶してしまう。

娘は、それでもかなりガマンしてくれていると思うのだけれど。

祖母は、わたしを見て、まだ妹が帰ってきていないなあーと言いました。

つい今さっき、一緒にゴハン食べたじゃん。

そんな祖母だからこそ、孤独にしちゃいけないと思う。

そう思えば思うほど、わたしの胸には、ささくれがいっぱい出来てしまう。

ニッコリ笑って話をしなくちゃって思うのに。

仏頂面で返事をするそばから、そんな自分がすごい下等動物に思えてさ。

ダメ人間に思えてさ。

心の中いっぱいに、雲が広がっていくんです。

わたしには、祖母がいる。

生まれてからずーっと祖母がいる。

祖母が、いなくなったコトなんてない。

「祖母がいる」というコトバの意味が、変わっても。

明日は、今日よりもう少し、優しく話をしようと思います。

それは、祖母のためじゃなく。

わたしのために。