似ている

娘の顔をみると、大抵のヒトは

　「そっくりだねえ」

と、言います。

顔というより、シルエットも似ているようで、

娘の友達には、

　「あ、Ｎが来たのかと思った」

と言われたりします。

性格は・・・どうなのかなあ？

似ているっちゃあ似ているし、似てないっちゃ似てないし。

性格って・・・遺伝子もあるかも知れないけど、

やっぱり育ってきた環境が、多大な影響を及ぼしてますもんね。

価値観が似ているヒト・・・というのは、たまに出逢えます。

喋っていて、

　「あ、このヒトの言うコト、ワカル」

って思う。

歌の歌詞にも、そう言うことはあって、

そのアーティストさんとは、価値観が似ているのかも、なんて、

思ったりするんだけれど。

価値観とか性格とか、似ているヒトは、

育ってきた過程に、ナニカ共通点があるんでしょうかね？

まるで、それが目印だったみたいにして、

出逢いというものが、やってくる。

目には見えないものなのに、

何故か、惹かれ合う磁力みたいにして。

案外、親子っていうのも、そうだったりするのかも知れなくて。

そう思った方が、ラクなときもあったりして。

ちっちゃな目印。

大きな目印。

　「ここにいるよ」

わたしが、発しているこのヒトコトを、

受け止めてくれるアンテナを持っているヒトが、

わたしの前で、立ち止まるのだとしたら・・・・、

なんだか、非現実的で笑われてしまうかも知れないけれど、

出逢うべくして、ヒトは出逢うのだと思うし、

それは、ときどき、時空だって超えてしまうものなのかも知れないと思う。

　「ここにいるよ」

一生懸命生きてきた・・・・これまでの道のりを。

わたしは、ナニカの目印にして、どこかにくっつけているのかも知れない。

きっと。