歌がきこえる
なにげなく、口ずさんだ歌の中に、
伝えたいナニカがあるコトがあります。
無意識に、その歌を口ずさんだコトで、
「あ、わたしはこう思ってたんだ・・・」
と、気づくことがあります。
もちろん、自分のコトバで、いろいろ綴るのも大事なんですが、
それが流行歌だったとしても、
なんだか、それが手紙のように相手に届くコトもあるよなあって、思うんです。
ううん、歌だからこそ、伝わるナニカがあるのかなあー、とも、思うのです。
先日、ふと入ったお店でかかっていた曲に、じわっと胸が熱くなった話を
書きましたが、
そんなふうに、ココロが反応する。
歌が、連れてくる感情がある。
わたしが、こうして書きつづるコトバだって、
いらないヒトには、ただのガラクタ。
平仮名、カタカナの50音の羅列。
街に流れる歌だって、
気がないヒトには、ただのBGM。
ただ、流れているだけ。
でも、それは、ときにはラブレター。
ときには、説明書。
ときには・・・地図、そうだ、宝の地図。
受け取ってくれるヒトの胸で、それはガラクタから
世界でたった1つだけの、タカラモノに変わるんです。
わたしにも、受け取らせてください。
今夜、ほらね、歌がきこえる。