演奏する
今日は、うちの子がいつも仲良くしているトモダチの発表会がありました。
ピアノとドリマトーンを中心に、後半には合奏なんかもあったりするイベントでした。
まだ習いはじめたばかりのたどたどしい音色から、
「おっ、すごいじゃん」
と思わせるものまで、バラエティに富んでいます。
わたしが一番グッときたのは、ドリマトーンでの演奏で、
『スーパーマリオ』のBGMをかっこよくアレンジしてありました。
技術もだけど、構成とか効果の入れ方とか、とても工夫してあって、
最後までワクワクしました。
こうやってききくらべてしまうと、どうしてもピアノでの表現は難しいなと
思ってしまいます。
単調になりがちで、長い曲だと特に集中して聴けないんですよね。
もちろん、そこがレッスンのしどころで、
いかに表現力を培っていくかというのが「発表会」の醍醐味でもあると思うのだけど。
わたしは、自分が弾けないから、ピアノの音色にとても憧れます。
だから自分の子供には絶対に弾いて欲しいと思っていました。
いや、います。
ただミスせずに弾ければいいというのでなく、
自分の気持ちをのっけて弾く、というピアノを持って欲しいと思うのです。
じゃあアンタは自分の気持ちをのっけてギターが弾けるのか、と、
聞かれたら、ちょっと冷や汗が流れてしまいますけれども^^;
肝心のうちの娘は、あまり練習するのが好きでなく、
四歳から続けているものの、遅々としたペースでレッスンしています。
「やめたい」とは言わないので、たまに発破をかけるだけで、
ほうってありますが、
頼むから「トルコ行進曲」くらいは弾けるようになってくれーと、
内心思っています。
(最初は「幻想即興曲」が弾けるようになって欲しいと思っていたので、
これでもかなり妥協しました☆)
それでも、今日は帰宅するなり、わたしが何も言わないのに、
おもむろにピアノを弾き始めました。
いつになく、長くその音は続いていました。
彼女なりに、なにか感じたのかなあー。
歌うピアノ。
踊るピアノ。
いつかうちに、そんなピアノが響く日を楽しみにしています。