ばんじさいおーがうまさ!

いろいろあるけどさ、まあなんとかなるっしょ!! なんとかしよーぜ!!

作る ~不器用主婦あがく!~

実は料理教室に行ってたりします。

そう言うと「えー凄ぉい、家庭的だねえ」と返ってきたりしますが、

わたしは相当『反家庭的なオンナ』です…。

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オトナになると、好きこのんでニガテなコトにチャレンジしなくてもよくなる・・・

という部分もたくさんあるけれど、

(まあシゴトはまた別な話ですけれどもね)

こと主婦業に関しては、わたしの場合、ニガテなコトとの闘いだったりします。

とにかく、不器用です。

これはもう、間違いない。

昔っから、図画工作とか裁縫とか、だーーーーーーーいキライでした。

あと、育ってきた環境。

自慢じゃないけど、いや、それどころか恥なんだけど、

女だらけの家族で24年間暮らしていて、

「お手伝い」というものを、殆どせずに過ごしてきた。

マトモに料理なんてしたコトがなかったんですね、結婚するまで。

でも、結婚した途端、それら全てはわたしのシゴトになりました。

毎日、料理本を広げて、

「これなら作れそうな気がする・・・・やってみよ」

と、チャレンジし続け、

なんとか、いまでは、ふつーの献立なら、目分量で作れるようになりました。

(ハンバーグとか、カレー、シチュー、スパゲティとか、

オムライス、親子丼、すきやき、おでん、うどん、トンカツ・・・・そんなカンジ^^;)

が!

バリエーションがなさすぎる!!

冷蔵庫の残り物で作ったわ~みたいな料理が出来ないっ!!

そんな悩みを日々抱えながら、

「今日はなににしよう・・・・・」と、考えていたわたしですが、

ひょんなコトから、ある料理教室の体験入会に行ったのです。

正直に言うと、実は独身の頃にも料理教室には半年くらい(だったかな?)通いました。

同僚の友人(いま一緒に歌ってる相方も含む)と一緒に。

でもそのときは、実体験がゼロだったワケで、

殆ど理科の実験のような感覚でしたから。

「砂糖大さじ1、はい入りました~。で、しょうゆが・・・・」

レシピがなきゃ、なんにも出来ませんでした。

今なら、身になる勉強が出来るかもっ!!

思い込みで作っていたアレコレの間違いだってあるかも知れないし。

もっとおいしく作れるようになりたいじゃん!!?

そう思ったわたしは、真摯な気持ちで入会したワケです。

ちなみに、今日の献立は、

 ○鰤大根 ○あさりの味噌汁 ○五目ご飯 ○よもぎ白玉のデザート

おいしく頂きました。

ええ、この中でわたしが自分で作れるのは、味噌汁だけでしたよ。

五目ご飯って、お鍋で作れるんだなあーと感心しました。

気持ちよく暮らすために。

大切なのは、本当は「ノウハウ」なんかじゃないんだってコトは、

わたしにだって、わかっています。

「料理はニガテなんだからねっ」

と、仏頂面で毎日料理していたって、だーれもシアワセになれない。

わたしも、家族も可哀相。

だからと言って、わたしの自己改革だけが全てでもない。

料理がニガテな母を持つ我がムスコだけれど、

「ママのハンバーグとオムライスは一番おいしい」と、笑顔でのたまう。

わたしの作ったカレーを、パクパク食べて、

最後に大好きなニンジンを1つだけ残して、それを大事に大事にゆっくり食べる。

そんな彼を見ていると、わたしはちょっとシアワセな気がするのです。

「『食』は人間を司る大切な文化ですよ」

とか、

「一日に必要な栄養素は・・・」

なんて、そんな意識をもって料理する主婦には、わたしはこれからも、なれそうにありません。

けれども、ちょっとでも楽しい食卓を、お互いが囲めるように・・・

不器用なりに、あがいていくのだと思います。