突っ走る

ヒトにどう思われているかは、知らないけど、

わたしは、なんだかんだ言っても、

突っ走りたいヤツです。

　「こうしたい！」

と、思ったら、そうしたい。

そのためなら、面倒くさがりだって返上する。

　「できないんだもん・・・」

なんて言って、ウジウジしているのは、イヤダ。

だから、いつも　ＡＬＬ　ｏｒ　ＮＯＴＨＩＮＧ。

でも。

そうできないコトだって、いまのわたしには、

いっぱいある。

世間体だとか、子どもの手前とか、

責任とか、情とか、打算とか。

『楽しい！！』と思える場所に、

ずっといたいと思うコトは、逃げなんでしょうか？

『苦しい』と『楽しい』が、表裏一体となって、そこにあったとしても、

なにも不思議はないよねえ。

そんなの、わたしだけじゃないよねえ？

『誠実』ってなんだろう。

って、わたしはよく考えるんだけど、

ダレカに誠実になれば、他のダレカには不誠実になったりもして・・・

じゃあ、一番誠実でなくちゃいけない相手っていうのは、誰なんだろう？

本当は、わたしは誰にも『誠実』なんて、求めていないような気がする。

・・・・いや、違う。

誠実でいて欲しいと思うけど、それは不可能だって、思ってるんだ。

嘘をつかないコト？

裏切らないコト？

・・・だって、例えば、それがわたしにとって「裏切り」に思えたとしても、

その相手は、わたしへの気持ちを正直に表してくれただけかも知れない。

そうだとしたら、それは『誠実』かも知れない。

嘘をつくコト＝不誠実

だなんて、短絡的な図式、わたしは認めない。

そのとき、そのとき。

その瞬間の気持ちに、素直になったら・・・突っ走ったら、

ダレカを傷つけてしまうけど、

じゃあ、わたしは、もうここから動けない。

どこへも行けない。

誰にとって、都合のいいわたしでいればいい？

だとしたら・・・・

わたしは、わたしにとって都合のいいダレカを求めているだけなのかい？

都合のいいダレカって、誰さ？

冗談じゃない。

そんなワケない。

そんなはず、ない！！

そんな一方通行な想いばっかりだったら、

ヒトを好きになるコトなんて、ただの自慰行為でしかないじゃないか。

（恋愛に限りません、友情だって、なんだって）

突っ走りたいわたしが、ぶつかって、転んでケガをしないように、

階段から、ころがりおちないように、

心配してくれる声がすれば、

わたしは、足元をちゃんと見るよ。

ＡＬＬ　ｏｒ　ＮＯＴＨＩＮＧ　なんかじゃなくて、

中途半端に、「楽」と「苦」が混ざっていたって、

わたしは、この人生を、イラナイなんて思わない。

突っ走れなくても。